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<概要>
 「電気事業法」及び「核原料物質、核燃料物質及び原子炉の規制に関する法律」に基づき、平成2年度に報告がなされた故障・トラブルの件数は、24件であった。この24件の内訳は、運転中に発生したものが11件、定期検査での原子炉停止中に発生したものが11件、定期検査での調整運転中に発生したものが2件であった。これらの故障・トラブル等を管理要素別に分類すると、施工管理が不適切なものが12件、保守管理が不適切なものが10件、その他2件(誤操作)であった。これらの故障・トラブル等による原子炉施設の周辺環境への放射能の影響はなかった。
<更新年月>
1998年05月   (本データは原則として更新対象外とします。)

<本文>
 「電気事業法」及び「核原料物質、核燃料物質及び原子炉の規制に関する法律」(以下「原子炉等規制法」という。)の規定に基づき、平成2年度に報告がなされた故障・トラブル等の件数は24件であった。この24件の内訳は、運転中に発生したものが11件、定期検査での原子炉停止中に発生したものが11件、定期検査での調整運転中に発生したものが2件であった。これらの故障・トラブル等を管理要素別に分類すると、施工管理が不適切なものが12件、保守管理が不適切なものが10件、その他2件(誤操作)であった。なお故障・トラブル等による原子炉施設の周辺環境への放射能の影響はなかった。
 平成2年度の実用発電用原子炉施設における故障・トラブル等の概要(電気事業法及び原子炉等規制法に基づき報告があったもの)を 表1-1表1-2表1-3 および 表1-4 に示す。
<図/表>
表1-1 1990年度の故障・トラブル等の評価状況(その1)
表1-1  1990年度の故障・トラブル等の評価状況(その1)
表1-2 1990年度の故障・トラブル等の評価状況(その2)
表1-2  1990年度の故障・トラブル等の評価状況(その2)
表1-3 1990年度の故障・トラブル等の評価状況(その3)
表1-3  1990年度の故障・トラブル等の評価状況(その3)
表1-4 1990年度の故障・トラブル等の評価状況(その4)
表1-4  1990年度の故障・トラブル等の評価状況(その4)

<関連タイトル>
日本の原子力発電所における事故・故障・トラブルの推移(2005年度まで) (02-07-01-01)
日本におけるBWR原子力発電所の主要な事故・故障・トラブル(2005年度まで) (02-07-01-02)
日本におけるPWR原子力発電所の主要な事故・故障・トラブル(2005年度まで) (02-07-01-03)
平成2年度試験研究用原子炉における事故・故障 (12-03-01-11)
平成2年度放射性同位元素等取扱施設における事故・故障 (12-06-01-11)

<参考文献>
(1) 通商産業省資源エネルギー庁・公益事業部 原子力発電安全管理課(編):原子力発電所運転管理年報 平成3年版(平成2年度実績)、(平成3年8月発行)
(2) 原子力安全委員会(編):平成3年版 原子力安全白書 大蔵省印刷局(1992)
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