昭和63年度BWR型原子力発電所における放射性廃棄物管理の状況 (12-01-03-20)

＜概要＞
　放射性気体廃棄物及び放射性液体廃棄物の放出量は、全てのBWR型原子力発電所において、「発電用軽水型原子炉施設周辺の線量目標値に関する指針について」（昭和50年5月原子力委員会決定）に従い施設周辺の線量目標値（年間 5ミリレム）を達成するために定められた年間放出管理目標値を十分下回っている。

＜更新年月＞
1998年05月　　　（本データは原則として更新対象外とします。）

＜本文＞
　放射性気体廃棄物及び放射性液体廃棄物の放出量は、全てのBWR型原子力発電所において、「発電用軽水型原子炉施設周辺の線量目標値に関する指針について」（昭和50年5月原子力委員会決定）に従い施設周辺の線量目標値（年間 5ミリレム）を達成するために定められた年間放出管理目標値を十分下回っている（表１-１および表１-２）。
　主な低減対策としては
　　（1）燃料の性能向上
　　（2）希ガスホールドアップ装置等の設置
　　（3）高性能粒子フィルタ・チャコールフィルタの採用
　　（4）ドライクリーニング装置・蒸留装置等の採用
　等がある。
　また、放射性固体廃棄物の管理状況についても年度別推移（発生量は年々低減傾向にある。）及び現在の管理状況からみて支障はない。
　主な低減対策としては
　　（1）焼却炉の設置
　　（2）プラスチック固化、アスファルト固化、造粒固化設備の設置
　等が挙げられる。

＜図／表＞

＜参考文献＞
（1）原子力安全委員会編（平成2年）：実用発電用原子炉施設における放射性廃棄物管理の状況、平成元年版原子力安全白書、315-337.
（2）科学技術庁原子力安全局編（平成元年）：昭和63年度実用発電用原子炉施設における放射性廃棄物管理の状況及び従事者の被ばく状況について、原子力安全委員会月報 6号（第12巻 6号）、通巻 129号、12-14.