希ガスホールドアップ装置

希ガスホールドアップ装置 きがすほーるどあっぷそうち

 charcoal column unit,charcoal bed unit. 主として沸騰型軽水炉(BWR)で用いられる希ガスの放射能の減衰処理装置。原子炉からの排ガス中には放射性希ガス(Kr,Xe)が含まれており、これらの中で比較的半減期の長い85Kr(半減期10.76年)と133Xe(半減期5.27日)が放射線被ばくの観点から重要である。希ガスホールドアップ装置の機能的にみた主要コンポーネントは活性炭を充填した吸着筒(チャコールベッド)である。排ガスがこの筒内に入ると、空気は通過するが、Kr、Xeは活性炭に吸着・脱着をくり返しながら移動するので、排気筒(煙突)に至るまでの経過時間が空気中よりも長くなる。たとえば、Xeに対して40日滞留する条件で設計すれば、排気筒出口の放射能の強さは100分の1程度になる。実際のプラントではXe:18日、Kr:24時間、Xe:27日、Kr:40時間の例がある。日本のBWR型発電所ではすべての原子炉に設置されている。


<登録年月>
2012年05月




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