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<概要>
 昭和61年度に発生した放射性同位元素等取扱事業所に係る事故は被ばく1件であった。なお、この事故による周辺公衆への影響はなかった。
<更新年月>
1998年05月   (本データは原則として更新対象外とします。)

<本文>
 昭和61年度に発生した放射性同位元素等取扱事業所に係る事故(放射線障害防止法令に基づき科学技術庁(現文部科学省)に報告のあったもの)は、被ばく1件であった。また、周辺公衆への影響はなかった。

(1)昭和61年8月18日、理化学研究所サイクロトロン棟ホットラボにおいて、理科学研究所の職員(放射線作業従事者)が、清掃作業中ドラフト下にあった、電着ソース作成実験に使用した実験器具の一部を収納していた放射性同位元素(鉛210、ビスマス210、ポロニウム210)が漏えいし、職員2名が内部被ばくを受けた。
 被ばく線量は、1人については、4.2レム(42mSv)、他の1人については0.3レム(3mSv)と評価された。

<関連タイトル>
放射性同位元素等取扱事業所における事故等の年度推移(1998年度まで) (03-05-04-01)
放射性同位元素 (08-01-03-03)
放射性同位元素等取扱施設からの放射線(能) (09-01-02-07)

<参考文献>
(1)原子力安全委員会(編):「昭和61年度の放射性同位元素取扱施設の事故・故障(放射線障害防止法に基づき報告があったもの)」、昭和62年度版 原子力安全白書、138-139、320、(1987)
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