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<概要>
 「核原料物質、核燃料物質及び原子炉の規制に関する法律(以下「原子炉等規制法」という。)」の規定に基づき、平成6年度に報告がなされた故障・トラブルの件数は、4件であった。これらの4件は、原子炉の運転中(運転中及び調整運転中を含む)に発生したものである。なお、これらの故障・トラブルによる原子力施設の周辺環境への放射性物質による影響はなかった。
<更新年月>
1996年03月   (本データは原則として更新対象外とします。)

<本文>
 「核原料物質、核燃料物質及び原子炉の規制に関する法律(以下「原子炉等規制法」という。)」の規定に基づき、平成6年度に報告がなされた故障・トラブルの件数は、4件であった。これらの4件は、原子炉の運転中(運転中及び調整運転中を含む)に発生したものである。なお、これらの故障・トラブルによる原子力施設の周辺環境への放射性物質による影響はなかった。この他、微妙な故障・トラブル等(昭和56年9月1日付け科学技術庁(現文部科学省)長官通達に基づく報告)はなかった。
 これらの4件は、
  1.平成6年9月20日に、動燃大洗工学センタ−(現日本原子力研究開発機構大洗研究開発センター) 高速実験炉、
  2.平成6年12月16日に、原研東海研究所(現日本原子力研究開発機構原子力科学研究所) JRR-2、
  3.平成6年12月24日に、動燃新型転換炉ふげん発電所、
  4.平成7年3月6日に、原研大洗研究所 JMTR
において、それぞれ起きたたもので、その概要を 表1 に示した。
<図/表>
表1 平成6年度の試験研究用原子炉施設および研究開発段階にある原子炉施設における故障・トラブル等の概要
表1  平成6年度の試験研究用原子炉施設および研究開発段階にある原子炉施設における故障・トラブル等の概要

<関連タイトル>
原子力施設の故障・トラブル・事故の国際評価尺度 (11-01-04-01)
平成7年度試験研究炉における事故・故障 (12-03-01-16)

<参考文献>
(1) 科学技術庁原子力安全局(編):原子力安全委員会月報、Vol.18,No.4(1995)
(2) 原子力安全委員会:平成7年版 原子力安全白書、大蔵省印刷局(1996年8月)
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