平成11年度原子力発電所における従事者被ばく状況 (12-01-04-20)

＜概要＞
　1999年度のわが国原子力発電所における放射線業務従事者の線量当量実績をまとめた。放射線業務従事者一人あたりの平均線量当量は、1.2ミリシーベルト、放射線業務従事者の総線量当量は、83.78人・シーベルトであった。

＜更新年月＞
2002年01月　　　（本データは原則として更新対象外とします。）

＜本文＞
　放射線業務従事者個人の受けた線量当量の実績は、最大でも25ミリシーベルト以下であり、全ての原子力発電所（52基）において法令に定める線量当量限度（年間50ミリシーベルト）を下回っており、従事者一人あたりの平均線量当量は、1.2ミリシーベルトであった（前年度1.1ミリシーベルト）。放射線業務従事者の被ばく管理については、今後とも作業の合理化、遠隔化および水質管理等からなる軽水炉技術高度化の推進により、被ばく低減に監督官庁、電気事業者ともども努めている。また、原子力発電所における放射線業務従事者の総線量当量の総合計は、83.78人・シーベルトであった。（前年度71.85人・シーベルト）
　表１-１および表１-２に、1999年度のわが国原子力発電所における放射線業務従事者の線量当量実績を示した。

＜図／表＞

＜参考文献＞
（1）通商産業省資源エネルギー庁公益事業部原子力発電安全管理課（編）：原子力発電所運転管理年報平成12年版、火力原子力発電技術協会、（2000年11月）p.460-461