<本文>
各原子力発電所別に放射線業務従事者の1989年度から2005年度までの被ばく状況を
表1−1、
表1−2、
表1−3、
表1−4、
表1−5、
表1−6および
表1−7に示す。また、全原子力発電所の各年度の総放射線業務従事者数および一人あたりの平均線量の推移を
図1に示す。図中の括弧内の数字は、稼働中の原子炉基数を表す。平均線量は、1989年度の1.6ミリシーベルト(mSv)から1994、1995、1996年度には、1.0mSvに減少している。その後、1.0mSvをやや超えたが、2005年度には1.0mSvまで低下した。法令に定める
線量限度は、年間50mSvである。この減少傾向は、作業の合理化、遠隔化および水質管理等からなる軽水炉技術高度化の推進によるものと考えられる。
(前回更新:2004年5月)
<図/表>
<関連タイトル>
日本の原子力発電所の分布地図(2005年) (02-05-01-09)
平成16年度実用発電用原子炉および発電用研究開発段階炉における従事者被ばく状況 (12-01-04-25)
<参考文献>
(1)経済産業省原子力安全・保安院原子力安全技術基盤課(編):原子力施設運転管理年報 平成15年版(平成14年度実績)、火力原子力発電技術協会(2004年1月)
(2)原子力安全基盤機構 安全情報部(編集発行):原子力施設運転管理年報 平成18年度版(平成17年度実績)(2006年9月)