<本文>
2010年3月31日現在、日本の商業用原子力発電所の数および認可出力は、運転中のもの54基(認可出力4884.7万kW)、建設中のもの(もんじゅを含む)3基(認可出力303.6万kW)、建設準備中のもの12基(認可出力1655.2万kW)である。
表1-1および
表1-2に設置者、発電所名、炉型、認可出力等の一覧を示す。
2005年度以降、2010年までに営業運転を開始した発電所は、北海道電力の泊原子力3号機(PWR、91.2万kW、2009年12月22日)である。建設中の原子力発電所は、中国電力の島根原子力発電所3号機(ABWR、138.3万kW、2005年12月着工)と電源開発の大間原子力発電所(ABWR、137.3万kW、2008年5月着工)である。
運転中、建設中および計画中の
原子力発電所の設備容量の総計は、6843.5万kW(69基)である。
図1に示すように、これらの原子力発電所はいずれも海岸に面して立地されている。
日本原子力発電(株)の東海1号機は引き続き廃止措置中であり、日本原子力研究開発機構の「ふげん」は2008年2月より廃止措置(解体着手)に入った。中部電力(株)の浜岡原子力1号機・2号機は2009年1月に運転終了し、2009年度より廃止措置段階に入っている。
(作成:2011年7月)
<図/表>
<関連タイトル>
日本の原子力発電所の分布地図(2003年) (02-05-01-07)
日本の原子力発電所の現状(2005年) (02-05-01-08)
日本の原子力発電所の分布地図(2005年) (02-05-01-09)
日本の原子力発電所の現状(2010年) (02-05-01-10)
<参考文献>
(1)(社)日本原子力産業協会(編集発行):世界の原子力発電開発の動向 2011年次報告(2011年1月)
(2)(独)原子力安全基盤機構安全情報部(編):原子力施設運転管理年報 平成22年版(平成21年度実績)(2010年11月)