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<概要>
 平成13年(2001年)の1年間において、原子力安全委員会に対して報告された試験研究用原子炉および研究開発段階にある原子炉(発電の用に供するもの)に関する事故・故障等は3件である。いずれも放射性物質による環境への影響はなかった。
<更新年月>
2003年03月   (本データは原則として更新対象外とします。)

<本文>
 平成13年(2001年)の1年間において、原子力安全委員会に対して報告された試験研究用原子炉(発電の用に供するもの:発電用を除く)および研究開発段階にある原子炉(発電の用に供するもの:発電用)に関する事故・故障等は3件である。いずれも放射性物質による環境への影響はなかった。
1.試験研究用原子炉
 平成13年の1年間において、原子力安全委員会に対して報告された試験研究用原子炉に関する事故・故障等は2件である。これらの事故・故障等の国際原子力事象 評価尺度(INES)による評価は、レベル0:1件、評価対象外:1件である(試行値)。いずれも放射性物質による環境への影響はなかった。
 上記2件の事故・故障等の概要を、表1に示す。
2.研究開発段階にある原子炉(発電用)
 平成13年の1年間において、原子力安全委員会に対して報告された研究開発段階にある原子炉(発電の用に供するもの:発電用)に関する事故・故障等はふげん発電所の1件で、運転中に手動停止した。この事故・故障等の国際原子力事象評価尺度(INES)による評価は、レベル0−である。放射性物質による環境への影響はなかった。
 ふげん発電所の事故・故障等の概要を、表2に示す。
<注記>事故・故障データの把握期間
 平成13年版原子力安全白書では、事故・故障のデータは暦年(1月1日〜12月31日)で整理されている。12年版原子力安全白書でも暦年で整理されている。ちなみに、平成11年版原子力安全白書は財政年度(4月1日〜3月31日)で整理されている。
<図/表>
表1 平成13年試験研究用原子炉の事故・故障等一覧
表1  平成13年試験研究用原子炉の事故・故障等一覧
表2 平成13年研究開発段階炉(発電用)の事故・故障等の概要
表2  平成13年研究開発段階炉(発電用)の事故・故障等の概要

<関連タイトル>
原子力施設の故障・トラブル・事故の国際評価尺度 (11-01-04-01)
平成13年度試験研究用原子炉および研究開発段階炉における従事者被ばく状況 (12-03-03-23)

<参考文献>
(1)原子力安全委員会(編):原子力安全白書(平成13年版)、財務省印刷局(2002年5月13日)p.85、p.90-91
(2)原子力安全委員会:平成13年版原子力安全白書
(上記URLは「原子力安全白書/年報」の一覧で、「平成13年版原子力安全白書」をクリックする)
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