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<概要>
 「核原料物質、核燃料物質及び原子炉の規制に関する法律」の規定に基づき、平成元年度に報告がなされた故障・トラブル等の件数は6件であった。この6件の内訳は、運転中に発生したものが2件、停止中に発生したものが2件、その他2件である。これらの故障・トラブル等を管理要素別に分類すると、施工管理が不適切なものが1件、保守管理が不適切なものが2件、その他3件( 原因調査中を含む) であった。なお、これらの故障・トラブル等による原子炉施設の周辺環境への放射能の影響はなかった。
<更新年月>
1999年08月   (本データは原則として更新対象外とします。)

<本文>
 「核原料物質、核燃料物質及び原子炉の規制に関する法律」(以下、「原子炉等規制法」という。)の規定に基づき、平成元年度に報告がなされた故障・トラブル等の件数は6件であった。
 上記の6件の内訳は、運転中に発生したものが2件、停止中に発生したものが2件、その他2件である。これらの故障・トラブル等を管理要素別に分類すると、施工管理が不適切なものが1件、保守管理が不適切なものが2件、その他3件( 原因調査中を含む) であった。
 なお、上記の故障・トラブル等による原子炉施設の周辺環境への放射能の影響はなかった。
このほか、軽微な故障・トラブル等(昭和56年9月1日付け科学技術庁(現文部科学省)長官通達に基づく報告)は2件であった。
 平成元年度の試験研究用原子炉施設及び研究開発段階にある原子炉施設における故障・トラブル等の概要(原子炉等規制法に基づき報告があったもの)を 表1 に示す。
<図/表>
表1 平成元年度の試験研究用原子炉施設及び研究開発段階にある原子炉施設における故障・トラブル等についての概要
表1  平成元年度の試験研究用原子炉施設及び研究開発段階にある原子炉施設における故障・トラブル等についての概要

<関連タイトル>
原子力施設の故障・トラブル・事故の国際評価尺度 (11-01-04-01)
平成元年度試験研究用原子炉における従事者被ばく状況 (12-03-03-11)

<参考文献>
(1) 原子力安全委員会編(1990):昭和元年度の試験研究用原子炉施設及び研究開発段階にある原子炉施設における故障・トラブル等の概要(原子炉等規制法に基づき報告があったもの)、平成2年版原子力安全白書、357-358.
(2) 科学技術庁原子力安全局編(平成3年):平成元年度の試験研究用原子炉施設及び研究開発段階にある原子炉施設における故障・トラブル等について、原子力安全委員会月報、通巻第142号、81.
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