平成元年度PWR型原子力発電所における放射性廃棄物管理の状況 (12-01-03-21)

＜概要＞
　放射性気体廃棄物及び放射性液体廃棄物の放出量は、全てのPWR型原子力発電所において、「発電用軽水型原子炉施設周辺の線量目標値に関する指針について」（昭和50年5月原子力委員会決定、平成元年3月原子力安全委員会一部改訂）に従い施設周辺の線量目標値（年間50マイクロシーベルト）を達成するために定められた年間放出管理目標値を下回っている。
　また、放射性固体廃棄物の管理状況については、ドラム缶発生量は年々低減傾向にあり、累積保管量も減容等の効果からほぼ横ばい傾向にある。

＜更新年月＞
1998年05月　　　（本データは原則として更新対象外とします。）

＜本文＞
　原子力発電所における放射性廃棄物管理状況について、「核原料物質、核燃料物質及び原子炉の規制に関する法律」の規定に基づき、実用発電用原子炉施設の設置者から提出された平成元年度の「放射線管理報告書」等からとりまとめた資料が原子力安全委員会月報通巻第141号に示されている。
　それによると放射性気体廃棄物及び放射性液体廃棄物の放出量は、全てのPWR型原子力発電所において、「発電用軽水型原子炉施設周辺の線量目標値に関する指針について」（昭和50年 5月原子力委員会決定、平成元年3月原子力安全委員会一部改訂）に従い施設周辺の線量目標値（年間50マイクロシーベルト）を達成するために定められた年間放出管理目標値を十分下回っている（表１）。
　また、放射性固体廃棄物の管理状況については、ドラム缶発生量は年々低減傾向にあり、累積保管量も減容等の効果からほぼ横ばい傾向にある。

＜図／表＞

＜参考文献＞
（1）科学技術庁原子力安全局編（平成 2年）：平成元年度実用発電用原子炉施設における放射性廃棄物管理の状況及び放射線業務従事者の被ばく状況について，原子力安全委員会月報，通巻第141号，10-28.