70μm線量当量

70μm線量当量 ななじゅうまいくろめーとるせんりょうとうりょう

 70μm dose equivalent. 皮膚の線量当量(生物学的な影響を考慮にいれた照射された放射線量)として、身体表面から70μmの深さの組織の線量当量である。フィルムバッジ等の個人線量測定用具によって評価することになっている。ICRU(国際放射線単位・測定委員会)は、人体の代りに人体と同様な組織の物質の直径30cmの球(ICRU球)を考え、その球の表面から70μmの深さの点における線量当量であるとしている。法令によれば、外部被ばくによる線量当量は体幹部において1cm線量当量、3mm線量当量、70μm線量当量を測定することになっているが、線量当量が最大になる部位が末端部である場合は、通常の測定に加えて末端部の70μm線量当量を測定することになっている。


<登録年月> 2001年09月

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