放射線の確率的影響について、被ばく線量とその人体への効果との関係を考える場合に、線量に対するリスク係数が被ばく後の経過時間に依存せず、一定(コンスタント)であるという仮定のもとに、リスク評価を行う評価方法(モデル)のこと。このリスク係数は被ばく者の性、被ばく時年令のほか、被ばく後の経過時間にも依存すると考えられている。これまでの「BEIRベア報告−3」や「UNSCEAR 報告(1988)」などでは、リスク係数は被ばく後の経過時間に依存せず、一定であるという仮定(コンスタントリスクモデル)のもとに、リスク評価を行っている。その後「BEIR報告−5」では、時間依存性を考慮に入れたモデルを採用している。