黒鉛減速ガス冷却炉

黒鉛減速ガス冷却炉 こくえんげんそくがすれいきゃくろ

 黒鉛を中性子減速材とし、炭酸ガス又はヘリウムを冷却材として用いる原子炉をいう。炭酸ガス冷却型炉には、英国で最初に実用化された発電用マグノックス炉(GCR;天然ウラン金属燃料)、それを改良した改良型ガス炉(AGR;低濃縮ウラン酸化物燃料)がある。また、ヘリウム冷却型炉は高温ガス炉(HTGR;被覆燃料粒子)があり、1960年代から1980年代にかけて実験炉・原型炉が建設・運転されてきたが、政治・経済的な理由により既に運転終了している。現在、英国でGCRとAGRの合計19基が営業運転中であり、日本では高温ガス炉開発として、ヘリウム冷却型の高温工学試験研究炉(HTTR;30MWt)が運転中で安全性実証試験を実施中である。

(注)被覆燃料粒子:セラミックス微小燃料粒子を熱分解炭素(PyC)や炭化珪素(SiC)で多重に被覆し核分裂生成物を直径約1mmの粒子内に閉じ込めるものである。


<登録年月>
2011年10月




JAEA JAEAトップページへ ATOMICA ATOMICAトップページへ