コージェネレーション・システム

コージェネレーション・システム こーじぇねれーしょん・しすてむ

 発電に伴って発生する熱を回収利用し、電力と、熱を同時に供給するシステムのこと。発電のみの場合にはたかだか40%のエネルギー利用効率を、80%程度にまで高めることができる。以前は大規模工場において電力と蒸気を生産する産業用システムが主流であったが、最近ではオフィスビル、病院、ホテル等の民生分野で暖冷房、給湯用の低温熱を供給するシステムが急増している。原動機別にはディーゼルエンジンが過半数を占め、ガスエンジンがこれに続くが、産業用ではガスタービンが多い。省エネルギー技術としての期待が大きいが、特に民生用システムは大都市内に立地するため、NOx等の汚染物質の排出抑制が課題となっている。


<登録年月> 1998年02月

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