減肉現象 げんにくげんしょう
原子炉において二次側の水処理にリン酸塩を用いている発電炉プラントの蒸気発生器内で起っており、発生部位は伝熱管支持板の隙間が多い。これは、隙間部のスラッジ堆積部分でリン酸塩が濃縮してこれによって腐食を起こし、その部分の肉厚が減少したものと考えられている。1974年ごろからは、AVT(ヒドラジン水処理;リン酸塩から揮発性のヒドラジンに切り替え)に切り替えて水を処理したことにより解決している。