原体照射

原体照射 げんたいしょうしゃ

 体外照射方法の1つ。病巣の立体的形状に合わせて放射線を集中し照射する方法である。基本的には回転照射と同じであるが、照射方向毎に病巣の形にあわせて照射野の形を変化させる。照射野の絞り機構と照射方向とを連動させる必要があり、システムが複雑であるが、CT(コンピュータ断層撮影法)とコンピュータを利用することにより、手軽に実施できるようになった。コンピュータで制御して、目的とする腫瘍の範囲を確実に照射し、周囲の眼球や脊髄などのような重要臓器・組織の吸収線量を少なくし、防護することができる。


<登録年月> 1998年02月

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