原子炉冷却材浄化系 げんしろれいきゃくざいじょうかけい
原子炉冷却材を連続的に少流量ずつ取り出し、冷却材中の不純物(腐食生成物、核分裂生成物、溶解性無機物質など)を除去する装置。沸騰水型炉の場合、この系統流量は主給水流量の約1〜7%であり、これは原子炉水水質の維持レベル、プラントの被ばく低減効果、経済性などを考慮して決められる。沸騰水型炉の浄化系はキャンド型の循環ポンプ、熱交換器及びろ過脱塩装置よりなる。加圧水型炉の場合はホウ素濃度の調整を行う化学体積制御設備により冷却材の浄化も行っている。