原子炉格納容器

原子炉格納容器 げんしろかくのうようき

 原子炉とその冷却系設備などを収容する原子炉安全上重要な建造物。普通、球形あるいは釣鐘形の形状で、鋼製、鉄筋コンクリート製、プレストレスコンクリート製などがあり、コンクリート製の場合には内側にライナープレートが貼られる。気密・耐圧構造になっており、原子炉の事故、原子炉冷却系の破損事故などの際に、放射性物質が外部に放出されるのを防ぐ役目をする。米国のTMI-2原子炉の事故では、燃料は溶融したが、原子炉容器は破損せず、原子炉格納容器があったため、環境にはほとんど放射性物質を放出しなかった。しかし、旧ソ連のチェルノブィル原子炉の事故では、原子炉容器が破損した上、原子炉格納容器が設けられていなかったために、多量の放射性物質が外部に放出された。


<登録年月>
2010年11月




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