クルックス管

クルックス管 くるっくすかん

 真空度0.1Torr以下の真空放電管。陽極側のガラス管壁が白く塗ってあり、陰極から飛び出した陰極線によって陽極の陰影が浮かび上がるようになっている。イギリスの化学者、物理学者であるクルックスが、真空放電の実験を行うためにはじめて用いた。クルックスは陰極線が帯電した分子の流れからなることを主張し、これを物質の気体、液体、固体以外の第4の状態と考えた。


<登録年月> 1998年02月

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