石炭、石油、LNG(液化天然ガス)、LPG(液化プロパンガス)等を燃焼させてボイラー等で高温高圧の蒸気流を発生させ、これを蒸気タービンに入れて機械動力に変換し、さらに発電機で電気に変換する方式による発電所のことをいう。このように蒸気タービンを原動機とする汽力発電方式は火力発電の主流を占めており、地熱発電もこの汽力発電方式に含まれている。発電技術に関しては、単機容量がー軸タービンで700MW、二軸タービンで1000MWと大容量化し、蒸気条件も蒸気圧力が臨界圧力以上の246kg/cm2、蒸気温度が566℃に改善されている。このためタービン熱効率は46%、プラント熱効率は約40%程度となっている。