供用期間中検査 きょうようきかんちゅうけんさ
原子力発電所など原子力施設は、安全性を重視するため、通常の運転休止期間中に非破壊検査を実施し、機器に要求される安全上の機能の確認を行っている。このような検査を供用期間中検査(ISI)とよんでいる。ISIに関する具体的方針は、1970年に米国のASMEコードに定められたものが最初であり、日本では電気技術規定JEAC4205が発行されており、検査範囲、検査程度、検査方法などが詳細に定められている。原子炉圧力容器など高放射線領域の検査のため、遠隔操作が可能な自動超音波探傷装置などが開発されている。