カバーガス法

カバーガス法 かばーがすほう

 ナトリウム冷却の高速増殖炉炉心で燃料ピンが破損すると、運転温度で気体状の核分裂生成物と液状・固体状の核分裂生成物がナトリウム中に漏れる。このとき、気体状の核分裂生成物(希ガス)は、カバーガス中にも出てくるので、このなかの核分裂生成物の有無を検出し、燃料ピンの破損を検出する方法である。破損燃料の炉心位置を決定するためには、燃料集合体出口のナトリウムを細管により引き出して核分裂片の存在を調べる方法や、予め燃料ピンのなかに特定の希ガスを封入しておき、その漏れを検出する方法(タギング法)および集合体上部で気泡の発生を検出する方法などがある。


<登録年月> 1998年02月

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