冷中性子源装置

冷中性子源装置 れいちゅうせいしげんそうち

 研究炉において、中性子ビーム実験に利用するため、原子炉で発生する熱中性子を液体水素でさらに減速し、冷中性子と呼ぶ5meV(4オングストローム程度の長波長)以下の低いエネルギーの中性子にかえることを目的にした装置である。炉心に近い熱中性子束の高い場所に真空断熱層内に入れた減速材封入容器を設置し、この容器(減速材容器)に極低温の液体水素を貯めておく。この液体水素は水素ガスから低温ヘリウムガスで冷却して凝縮水化されている。減速材容器を通過して得られた冷中性子は、ビーム孔から中性子導管で実験室に導かれビーム実験に供される。この冷中性子ビームは、熱中性子ビームに比べて波長が長いのでより大きな分子団(例えば生体高分子)の構造解析に有用である。


<登録年月>
1998年01月




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