臨界安全管理ともいう。核燃料加工工場や再処理工場などの核分裂性物質を取り扱う施設において、臨界に達することを意図していないのに偶発的に臨界に達し、それがもとで人的、物的被害が生じること(臨界事故)がないように安全に管理すること。実際の管理に当たっては核分裂性物質が臨界量に達しないようにする質量制限、核分裂性物質の濃度が一定値を超えないようにする濃度制限、核分裂性物質を含む物質又はそれを入れる容器の形状寸法がある値以上にならないようにする形状寸法制限などの技術手段を適用するとともに、誤操作などを防止するため工程の安全管理体制を徹底するなど総合品質管理(TQC)の考え方を用いる。