リグニン

リグニン りぐにん

 木材中にセルロースに伴って20〜30%存在する高分子の芳香族重合化合物で、細胞膜と細胞膜の間の中間層を構成し、一部は細胞膜にも存在する。リグニンの化学構造は明らかではないが、その構成単位は、芳香環に水酸基、メトキシル基などの置換基を有するプロピルベンゼン誘導体である。リグニンを植物体から分離する方法は、植物体中の他の成分を分解除去してリグニンを不溶性残留物として残す方法と、リグニンを可溶性にして溶出させる方法との2つに大別される。いずれの場合も、植物体中のリグニンをそのままの形で取り出すことは困難である。リグニンは針葉樹、広葉樹、イネ科植物などにより、置換芳香族物質の種類と組成を異にする。


<登録年月>
1998年01月




JAEA JAEAトップページへ ATOMICA ATOMICAトップページへ