有機シンチレータ

有機シンチレータ ゆうきしんちれーた

 アントラセン、スチルベンなどの芳香族分子結晶体、またはこれらをプラスチックあるいは有機液体中に溶解した混合物をシンチレータとして用いたもの。励起および発光は分子自体によって行われ、その減衰時間は1×10−8秒程度で短い。いずれも主に炭素と水素から成り、平均原子番号が低いのでβ線の検出に適している。発光効率の大きいアントラセンなどは、透明な大型結晶が作りにくい。一方、その効率は40〜50%であるが、プラスチックシンチレータは極めて加工性に富んでいるので、任意の形状のものが得られる。液体シンチレータは低エネルギーのβ線を効率よく検出できるので、H−3やC−14等の測定に広く用いられている。


<登録年月>
1998年01月




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