データに示される因果関係、一致又は不一致の関係、相関又は逆相関の関係等が、確率的に偶然とは考えがたく意味を持つと推定されること。統計学では、対象とするデータや関係性に応じて、有意性を評価するための様々な検定方法がある。ただし、有意性の有無が絶対的に示されるわけではなく、どの程度の確からしさで有意であるかという形式で示される。例えば、気候変動に関する政府間パネル(IPCC)の第4次評価では、得られた科学的知見の有意性を原則として確率的に表現しており、確からしさが99%超の場合にはvirtually certain(ほぼ確実である)、95%超の場合にはextremely likely(可能性がきわめて高い)、90%超の場合にはvery likely(可能性がかなり高い)などに区分している。