無気力状態

無気力状態 むきりょくじょうたい

 何もする気力が起らない状態。高線量による急性の放射線障害の一般的症状の1つ。その他に、吐き気、嘔吐、下痢、発熱、ショック状態、倦怠感等がある。広島、長崎の原爆時に4.5グレイ以上の線量を被ばくした人々は、被ばく後1週目に嘔吐や下痢、発熱とともに無気力症状を呈した。その後、白血球数の減少、貧血、脱毛などの症状が現われ、被ばく後1−2週目に死亡した。


<登録年月> 1998年01月

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