G(E)関数法

G(E)関数法 じー(いー)かんすうほう

 G(E) function method. パルス波高検出器において、波高分布スペクトルから、G(E)関数(あるエネルギー場Eにおけるパルス波高と入射放射線エネルギーの対応、検出器の特性を取り込むための関数)を使用して、線量率を計算する方法である。具体的には、標準パルス波高分布スペクトルとG(E)関数から積分方程式の解が求められ、線量率とパルス波高さの関係が決定される。それ以後は、スペクトル解析を行わずに、波高スペクトル分布から直接的に、精度良く線量評価を行うことができる。応用例として代表的なものは、NaI(TI)シンチレーション検出器によってγ線を測定し、得られた波高分布から線量を算出する場合である。通常この演算子は測定器の中に電子回路として組込まれている。モニタリングポスト等環境モニタリングに広く利用されている。


<登録年月> 2001年09月

<用語辞書ダウンロード>PDFダウンロード



JAEA JAEAトップページへ ATOMICA ATOMICAトップページへ