非常用電源

非常用電源 ひじょうようでんげん

 外部電源を使用して稼動する装置または施設で、何らかの原因で電力供給が途絶した際に、停止または故障等を回避するために一時的に電力を供給する装置をいう。小型の装置では蓄電池が使用されるが、大電力が必要な施設では素早く起動できるディーゼル発電機などが用いられる。例えば、原子力発電所では、何らかの異常により発電所への通常の電力供給が停止した場合に、発電所の保安を確保し、原子炉を安全に停止し、さらに冷却を維持するために非常用電源がきわめて重要である。非常用電源としては、ディーゼル発電機と蓄電池が設置され、それぞれ多重性と独立性を備えている。


<登録年月> 2012年03月

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