比較線源

比較線源 ひかくせんげん

 放射性物質の放射能の絶対値を求める場合、使用する測定器の感度を、あらかじめ既知の標準試料(線源)で校正した線源を使用し、これを比較線源という。測定する放射線のエネルギー、測定試料の形状が校正用の標準線源のそれと異なることが多いため、吸収損失、自己吸収、後方散乱等の補正を行うことが重要である。代表的な標準線源として次のものが使用されている。α線用標準線源として、RaF(Po−210)、Am−241、Cm−244、Po−210、Pu−238、Pu−239、U−233、β線用標準線源として、RaE、U3 O8 、K−40、γ線用標準線源として、Na−23、Mn−54、Co−57、Co−60、Y−88、Ba−133、Cs−137、Ir−192、Hg−203、Ra−226、Am−241などがある。


<登録年月> 1998年01月

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