一定期間における発電所の稼働時間の全時間に対する比率をいう。時間稼働率または単に稼働率とも呼ぶ。通常、1年間の稼働率を百分率で表示し、次の式で計算する。稼働率(%)=(8,760−停止時間(h))/8,760*100。ここで、停止時間は計画停止と計画外停止によるものとに分類される。原子力発電所の場合には、法令で定められた原子炉制御系あるいは放射線監視モニタ等の性能確認検査(定期自主検査)を行うために周期的に原子炉を停止し、燃料交換も主にこの期間に行うので、これが計画停止に該当する。他方、事故、故障等による予定外の停止が計画外停止である。