肺モニタ はいもにた
肺モニターは、肺に吸入沈着したPu−239等放射性物質を計測するための装置である。プルトニウムの場合はPu−239から放出される低エネルギー X線を検出するもので、直径12.5〜20cm、厚さ数mmのNaI(Tl)シンチレータまたは逆同時用計数管を内蔵する大型比例計数管が用いられている。数十分の計測で最大許容肺負荷量(Pu−239 16μ Ci)程度が検出できる。しかし体内での吸収の補正や肺中でのPu−239の分布の相違の補正等のため正確な定量は容易ではない。