排気中濃度限度 はいきちゅうのうどげんど
原子力施設等から大気中へ放出される放射性物質の量に対して法令で決められた濃度限度。法令では「排気中又は空気中濃度限度」との名称で、排気口における放射性核種の3月間についての平均濃度限度を核種ごとに、また化学形態ごとに定めている。この濃度限度は、年齢依存性を考慮し、同一人が0歳児から70歳になるまでの期間について年平均1mSvの被曝線量に基づくものとするとともに、各年齢層に依存した線量係数を用い、さらに各年齢層に依存した呼吸量を設定して算出されている。