熱焼損。一般に液体中におかれた発熱体(燃料)が、冷却限界を上回る高い熱流束のために焼損する現象を指す。原子炉の熱伝達系では、ある熱流束以上になると、熱伝達のよい沸騰から熱伝達の悪い沸騰状態へと沸騰の様式が変化するために発熱体の温度は急上昇し、場合によっては焼損に至るため、沸騰状態が遷移する時の熱流束をバーンアウト熱流束と呼んでいる。バーンアウトの発生を避けることが、軽水炉の熱設計上の制限条件の一つになっている。また、ある一定時間に許容された最高の放射線量をうけることをいうこともある。例えば、1週間に週間許容最高線量を受けた人は、その週にバーンアウトされたという。