バーキットリンパ腫

バーキットリンパ腫 ばーきっとりんぱしゅ

 1958年に発見された悪性のリンパ腫で、アフリカ原住民に多く、下顎骨に初発し、低年齢層に多い。Epstein−Barrウィルスと関連して発症するが、直接原因ではないと考えられている。腫瘍細胞は中等度好塩基性で、胞体内に脂肪がみられる事が多い。腫瘍の間に多数の大食細胞がみられ、星空細胞パターンが特徴のB細胞腫瘍である。染色体異常を持つことが多い。アフリカ以外でも同種腫瘍が発見されているが、病態には、差がある。白血病型は、急性リンパ芽球性白血病(FAB分類L3)LSG分類では、non−Hodgkinリンパ腫のdiffuse型に属する。治療として化学療法、放射線療法がある。


<登録年月> 1998年01月

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