燃焼度

燃焼度 ねんしょうど

 burnup. 原子炉に装荷された燃料が炉内に滞在している期間中に核分裂反応で発生した熱エネルギーを単位燃料重量当たりで表示したもの。慣用的にMWd/tまたはGWd/tの単位が使用される。発電用軽水炉の燃料の燃焼度は初期の時代には2万MWd/t程度であったが、徐々に高くなり、高燃焼度燃料では4万MWd/tを超える燃焼度となっている。高燃焼度化のためには燃料のウラン濃縮度を高める必要があるが、燃料加工単価の低減、発電炉運転サイクルの長期化、使用済燃料の排出量の低減などのメリットがあるため、5万〜6万MWd/tの達成を目指した開発が進められている。


<登録年月> 2010年08月

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