熱交換器 ねつこうかんき
伝熱面を隔てて一つの流体からほかの流体へ熱を伝える装置。一般に、熱の交換の際、流体の状態が変化する蒸発器や凝縮器などは、熱交換器とは呼ばないが、原子炉、特に発電炉の場合は、熱交換器は同時に蒸気発生器も兼ねていることがある。代表的な熱交換器の形態としては、耐圧容器としての構造を有するシェル・アンド・チューブ熱交換器(PWRで用いられている蒸気発生器)、空調機に広く使われているフィン・チューブ熱交換器、気体と気体との間の熱交換に使われるコンパクト熱交換器等がある。