多属性効用分析

多属性効用分析 たぞくせいこうようぶんせき

 放射線被ばくによる損害の低減のための対策の効用において、多面的な損害と防止効果を総合して同じ尺度で比較するための方法である。多属性効用分析では、放射線被ばくによる損害に、100万人中何人死亡という有害な影響の発生による損害の他に、防護に関係する費用その他多くの種類の損害が考えられる。これら損害を低減するための対策の効用を評価するためには、多面的な損害を総合して同じ尺度で比較しなければならない。多属的効用分析は、結果の好ましさ(効用)に応じて、損害の種類ごとに0(最悪)〜1(最良)の数値を割り当て、合計値を尺度とする方法である。


<登録年月> 1998年01月

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