DTPA ジエチレントリアミン五酢酸

ジエチレントリアミン五酢酸 じえちれんとりあみんごさくさん

 DTPAは、金属親和性のキレート化合物ジエチレントリアミン五酢酸(diethylenetriamine pentaacetic acid)の略称で、放射線障害に対する化学的防護剤の一種である。この防護剤は放射性物質を体外へ除去する働きを有しており、プルトニウムの排せつに最も効果があるといわれている。しかし、多くの除去剤の最大の問題は、医薬品として正式に認められていないことにある。今後、薬それ自体の安全性を十分に確かめるために、多大な時間と多額の費用が必要である。


<登録年月> 2001年09月

<用語辞書ダウンロード>PDFダウンロード



JAEA JAEAトップページへ ATOMICA ATOMICAトップページへ