堆積場

堆積場 たいせきば

 ウラン鉱山等での鉱さいの堆積廃棄場。鉱山の鉱さいなどの堆積場から排出される坑廃水は、重金属を含有していたり、強酸性であることが少なくない。とくに重金属は蓄積性があるため、廃水が河川に流出すると下流域の農業や人の健康に悪影響を及ぼす危険性がある。堆積廃棄場に起因する公害防止対策としては、廃水の流失防止工事をする方法と、酸性廃水をアルカリで中和するとともに、重金属を水酸化物として安定化を図る方法とがある。堆積場を新設または増設するときは、鉱山保安監督局の認可が必要である。堆積場の保安の問題は、ウラン鉱山も例外ではないが、事故等があった場合の影響は重金属廃水や酸性廃水に起因するものが主である。


<登録年月> 1998年01月

<用語辞書ダウンロード>PDFダウンロード



JAEA JAEAトップページへ ATOMICA ATOMICAトップページへ