体外被ばく たいがいひばく
外部被ばくのことで、放射線を身体の外部から受けることである。この場合透過力の大きいX線、γ線、中性子線は、身体組織全体に影響を与えるが、β線は透過力が小さいため、皮膚および眼球への影響が主である。外部被ばくを対象とした放射線業務従事者の個人被ばく管理は、フィルムバッジ、熱蛍光線量計などの積算線量測定によって行われる。わが国の放射線業務従事者の被ばく線量の大部分は外部被ばくによるものである。また自然放射線としては、宇宙線および大地からのガンマ線による被ばくは外部被ばくである。