source term. 一般に、環境汚染のおそれのある物質を取り扱う施設で事故・故障等が発生した場合に、施設外部に放出される可能性のある汚染物質の種類、量、物理的・化学的形態を総称していう。原子力施設の場合には施設の種類に応じて、核分裂生成物、その壊変核種、核燃料物質、超ウラン元素等の多様な放射性物質が汚染物質となり得る。ソースタームは施設内での事故・故障等が外部環境、特に住民の生命や健康に与えるリスクを的確に評価するうえで不可欠の情報である。なお、語源のsourceは汚染物質の発生源を、また、termはリスク評価の出発点となる汚染物質の環境排出率(汚染源の大きさ)を意味している。