臓器親和性核種

臓器親和性核種 ぞうきしんわせいかくしゅ

 体内に取り込まれた際に特定の臓器や組織に多く蓄積する放射性核種のことをいう。放射性核種が体内に取り込まれた場合、血液などの体液中に移行した後に、臓器や骨、筋肉などの組織に運ばれ、そこで蓄積するか、または排泄される。体内に蓄積される場合にどこに蓄積されるかは、放射性核種の化学的性質や人体の生理的要求によって決まる。代表的な臓器親和性核種としては、甲状腺では131I、骨では45Ca、32P、90Srなどが挙げられる。


<登録年月> 2012年01月

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