線出力密度 せんしゅつりょくみつど
棒状燃料を使用している原子炉の燃料棒の単位長さ当たりの出力を線出力密度と呼んでおり、単位は kw/mで表わされている。この線出力密度は燃料棒の中心温度の目安となるもので、燃料棒の内部圧力の上昇によるジルカロイ被覆管等への応力負荷や核分裂性生物による燃料のスエリングなどに密接に関係する。最近の発電用軽水型原子炉における最大線出力密度は、約44kw/mで、PWRとBWRではほぼ同じである。