capacity factor. 発電設備の稼働状況を表す指標の一つであり、一定期間内の発電量を当該期間にわたって定格出力で運転したと想定した場合の発電量で割った比として定義され、通常百分率で表される。一般に、設備費の高いベースロード電源では高く、燃料費の高いミドルロード電源、負荷の大きい時だけ運転するピークロード電源の順に低くなっていく。典型的なベースロード電源である原子力発電所の設備利用率はどの国でも高い。なお、日本の原子力発電所では連続運転時間が短く、定期検査での停止時間が長いことなどから、例えトラブル等による停止がない発電所でも、年間を通じての設備利用率は米国、韓国等に比べて低い水準にあった。そこで、プラントのメンテナンス方式の改善等を通じて設備利用率を高める取り組みが進められている。