設計基準事象

設計基準事象 せっけいきじゅんじしょう

 DBE(design basis event)。原子力施設の安全設計とその評価に当たって考慮される事象を設計基準事象という。原子力施設の安全保護系、工学的安全施設などの設計の妥当性を確認するために、放射性物質の潜在的危険性や発生頻度などを考慮、大きな影響が発生するような代表的事象を想定して評価が行われる。事象の分類として、安全保護系、工学的安全施設などの設計の妥当性を確認する観点で選定された「運転時の異常な過渡変化」事象、放射性物質の放出の可能性がある事象における工学的安全施設などの妥当性を確認する観点で選定された「事故」事象がある。


<登録年月> 2010年05月

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