脆性破壊

脆性破壊 ぜいせいはかい

 通常物体に力を加えていくと変形するが、弾性領域を超えると、塑性変形を起こして更に変形が進行する。しかしながら物体によってはほとんどこの塑性変形を伴わず、ほぼ弾性状態のまま破壊に至る場合がある。このような破壊を脆性破壊という。このとき、き裂は不安定的、高速に進展する。この脆性破壊の例としては鋼の低温における破壊やガラスの破壊などであるが、原子炉圧力容器なども中性子照射により、その容器に使用している鋼がもろくなって、脆性破壊を起こしやすくなることが知られている。これを照射脆化と呼んでおり、高速中性子照射を1018〜1019n/cm 程度受けると照射脆化を生じる。


<登録年月>
1998年01月




JAEA JAEAトップページへ ATOMICA ATOMICAトップページへ