制御棒クラスタ せいぎょぼうくらすた
PWRで用いられている制御棒形式で、十数本の制御棒を一つのクラスタとしてまとめたもの。クラスタごとに駆動装置を持ち、燃料集合体内の制御棒案内管の中を上下する。短時間の出力調整を行う際にBWRでは冷却水量を増減させるが、PWRでは制御棒クラスタを上下させる。クラスタ状にしているのは、制御棒を分散させて出力分布を平坦化させるとともに、表面積を大きくして効果を高めるためである。